>>白金ニューヒツジホテル

日報(230902)

九月二日(晴)

雨は降らなかったけど湿度が高い一日だった。空調を除湿運転して開店。ほぼほぼ終日凪。ぱらりぱらりと来店してくれた人たちの全員がノンアルを注文して、結局今日は一度もお酒を触ることがないまま一日が終わった。〇〇屋が〇〇を売らないなんて話はよくあることだし、来てもらえるだけでも有難い。とはいえ〇〇の部分が場の根幹(存在意義)に近づけば近づくほどに、その供給に対する需要の少なさを実感して頭を抱える。

場を運営していく中で需要と供給のことをよく考える。どれだけ理想的な形を保ったとしても、それを欲する人がいなければどんな場だって露と消える。諸行無常。特段奢ったつもりはないけども、今は「必衰」の言葉が脳裏を掠めてやまない。